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'''擬波動関数'''(ぎはどうかんすう、Pseudo wave function, Pseudowave function)は、内核[[電子]]の影響を[[擬ポテンシャル]]として表現し、そのもとで[[価電子]]の波動関数を解いたものである。通常は[[密度汎関数法]]の枠内で、Kohn-Sham軌道を作製したものを指す。擬ポテンシャルは、孤立原子の計算によって作製し、これを固体や分子にも適用する場合が多い。[[ノルム保存型擬ポテンシャル]]では、その作成条件(例:ノードレス(節がないこと)など)に基づいて作られる。 通常の擬波動関数は、内核近傍での節(ノード)などをまったく表現しないため、超微細構造や光学応答といった物理量の計算には適さない。ただし、PAW法のように、こうした問題への適用も念頭においた定式化も存在する。 == 関連項目 == *[[擬ポテンシャル]] *[[波動関数]] {{DEFAULTSORT:きはとうかんすう}} [[Category:量子力学]] [[Category:バンド計算]]
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