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[[ファイル:DaodeTianzun.jpg|thumb|300px|太上老君。]] '''太上老君'''(たいじょうろうくん、だじょうろうくん)は、別名'''道徳天尊'''(どうとくてんそん)、'''混元老君'''(こんげんろうくん)、'''降生天尊'''(ごうせいてんそん、こうせいてんそん)、'''太清大帝'''(たいせいたいてい)とも言う[[道教]]の神。道教の始祖とみなされる[[老子]]が神格化されたもので、道教の最高神格である[[三清]]の一。[[元始天尊]]の[[応身]]の神格とされ、あるいは、その十号の一つに数えられる。 地上では[[崑崙山]]、天上では道教における天上界の最高天のひとつ、'''太清境'''(たいせいきょう)に住するとされる。『[[抱朴子]]』の記述によれば、その姿は、口が[[カラス]]に類し、耳の長さは7寸あり、額には縦筋が3本あったとされ、[[仙人|神仙]]の風貌で描かれている。 [[道家]]の祖として[[老荘思想]]を説いた老子が、道教の神となったのは、[[五斗米道]]の開祖である[[張陵]]の時であるとされる。また、[[後漢]]の[[于吉]]のもとに現れて啓示を与えたのに始まり、[[六朝]]から[[唐]]代にかけては、盛んに顕現するようになった。 [[梁 (南朝)|梁]]の[[陶弘景]]が著した『真霊位業図』では、その第四級の中心に表されている。また、太上老君説とされる道経が盛んに作られたのも、この時代であり、それは、唐室が同姓の老子を宗室の祖として尊崇したことから、ピークを迎えたが、以後は、次第に衰えていく。 == 太上老君の登場する作品 == *[[西遊記]] *:兜率天宮で[[霊薬]]作りをしている[[錬丹術]]の大家。[[孫悟空]]からは「おやじどん」と呼ばれる。 *[[封神演義]] *[[真・女神転生]] == 関連項目 == *[[道教用語一覧]] [[Category:道教の神]] {{DEFAULTSORT:たいしようろうくん}} [[Category:封神演義]]
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