今出川晴季のソースを表示

{{基礎情報 公家
| 氏名=今出川晴季（菊亭晴季）
| 画像=Harusue Imadegawa (Kikutei) cropped.jpg
| 画像サイズ=250px
| 画像説明=
| 時代=[[戦国時代 (日本)|戦国時代]] - [[江戸時代]]前期
| 生誕=[[天文 (元号)|天文]]8年（[[1539年]]）
| 死没=[[元和 (日本)|元和]]3年[[3月28日 (旧暦)|3月28日]]（[[1617年]][[5月3日]]）
| 改名=実維 → 晴季
| 別名=菊亭晴季
| 諡号=
| 神号=
| 戒名=景光院月叟常空
| 墓所=[[京都府]][[京都市]][[上京区]]南上善寺町の上善寺
| 官位=[[従一位]]、[[右大臣]]
| 主君=[[正親町天皇]]→[[後陽成天皇]]
| 氏族=[[菊亭家]]（今出川家）
| 父母=父：[[今出川公彦]]
| 兄弟='''晴季'''、[[空慶]]
| 妻=
| 子='''[[今出川季持|季持]]'''、[[日桓]] 、[[長円]]、[[一の台]]
| 特記事項=
}}
'''今出川 晴季'''（いまでがわ はるすえ）は、[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]から[[江戸時代]]前期にかけての[[公卿]]。'''菊亭 晴季'''（きくてい はるすえ）としても知られる。

== 生涯 ==
[[左大臣]][[今出川公彦]]の子として生まれる。初名は'''実維'''。天文14年（1545年）元服し、将軍・[[足利義晴]]からの[[偏諱]]を受けて'''晴季'''と改名する。天文17年（1548年）[[従三位]]に叙せられ、[[公卿]]に列する。[[天正]]7年（1579年）[[内大臣]]、天正13年（1585年）には従一位・右大臣にまで昇る。

[[織田信長]]亡き後[[天下人]]となった[[豊臣秀吉|羽柴秀吉]]は、はじめ[[征夷大将軍]]の官職を得ようとして[[足利義昭]]の[[猶子]]となる工作をしたものの<ref>秀吉が義昭の猶子になろうとしたという説を否定する見方もある。</ref>義昭の拒否に遭い、将軍職を諦めていた。そこで秀吉に[[関白]][[任官]]を持ちかけて[[朝廷]]との調整役を務めたのが晴季で、これにより晴季は[[豊臣政権]]と密接な関係を築いて朝廷内で重きをなした。しかし関白[[豊臣秀次]]に娘の[[一の台]]を嫁がせていたため、[[文禄]]4年（1595年）8月に秀次が謀反の疑いをかけられて[[高野山]]で自害を命じられ、一の台をはじめとする秀次の一族妻妾が処刑されると、晴季もこれに[[連座]]して[[越後国|越後]]に[[流罪]]となった。<!-- 一の台は未亡人で女児の連れ子がいたが、秀次は親子とも伽を命じた。これに対し晴季が秀吉に直訴したことが秀次断罪のきっかけとなったとされる--><!-- <ref>『[[言継卿記]]』参照。</ref> --><!--{{要出典|date=2010年6月}}。-->

翌[[慶長]]元年（1596年）赦されて帰京し、秀吉の死後慶長3年12月（1599年1月）には右大臣に還補、慶長8年（1603年）正月に辞すまでその職に在った。元和3年（1617年）3月28日に死去、享年79。<!--

== 真田氏との関係 ==
* 武田氏家臣から近世大名化した[[真田昌幸]]の[[正室]]（山之手殿、寒松院殿）の出自には諸説あり、『寒松院殿御事跡稿』によればこれを晴季の娘とし、長女から[[真田信之]]（信幸）・[[真田信繁]]（幸村）らの母であるとしている。しかし、信幸らの出生時期や菊亭晴季のおよび子女の生年を考証すると、婚姻が昌幸の小姓時代に想定されるため、現在では後世に生じた脚色であるとされている<ref>柴辻俊六「妻妾と子女」『真田昌幸』。</ref>。

* 信繁の[[側室]]・隆清院は秀次と一の台の子で、晴季の孫にあたるとされる。したがって、隆清院の子である御田姫と[[真田幸信 (信繁の三男)|真田幸信]]は晴季の曾孫にあたるとされる（前項の脚色は「幸信の父が信繁であり、母方の曾祖父が晴季である」という系図を誤読して、「信繁は晴季の孫」と誤解した結果、生じた可能性がある）。--><!-- 場違いな記述 →「[[真田氏]]」あるいは「[[真田信繁]]」等の記事内容 -->

== 系譜 ==
* 父：[[今出川公彦|菊亭公彦]]
* 母：不詳
* 妻：不詳
** 男子：[[今出川季持|菊亭季持]]（1575–96）
** 男子：日桓  
** 男子：長円  
** 女子：[[一の台]]（[[豊臣秀次]]室）<ref>『系図纂要』では[[教行寺佐栄]]室とする。</ref>  
** 女子：秋元修理亮室  
** 女子：[[矢島秀行]]室
** [[養子縁組|養子]]：堯円 - 実は[[阿野道怡]]の子<ref>『系図纂要』。</ref>

==出典・補注==
{{reflist}}

{{菊亭家||第12代}}

{{DEFAULTSORT:いまてかわ はるすえ}}
[[Category:菊亭家|はるすえ]]
[[Category:室町・安土桃山時代の公家]]
[[Category:江戸時代の公家]]
[[Category:1539年生]]
[[Category:1617年没]]