不来方のソースを表示
←
不来方
移動先:
案内
、
検索
あなたには「このページの編集」を行う権限がありません。理由は以下の通りです:
要求した操作を行うことは許可されていません。
このページのソースの閲覧やコピーができます。
'''不来方'''(こずかた)は、現在の[[岩手県]][[盛岡市]]を指し示す言葉である。「盛岡」が都市名として使われ始めた時期については諸説あるが、「不来方」は、少なくとも570年の間存在する由緒ある名であることから、現代、'''盛岡の雅称'''として使われることが多い。 南部氏による開府当時、居城名自体も「不来方城」であり、この時、都市名として「盛岡」という地名は存在しなかった。 ==変遷== ===「不来方」の発祥=== 伝承によれば、かつてこの地には「羅刹」と呼ばれる[[鬼]]がいて、人里を荒らしまわっていた。このことに困っていた里人たちが、三ツ石(盛岡市に現存する「三ツ石神社」)の[[神]]に祈願したところ、鬼は神によって捕らえられた。この時、鬼が二度とこの地に来ない証として、岩に手形を残した。これが「'''岩手郡'''」、のちに[[岩手県|岩手]]へと連なる地名の由来である。また、「二度と来ない方向」の意味で、一帯に「'''不来方'''」の名が付されたと伝えられている。 また「さぁさぁ踊れ」と人々が囃し、奉納した踊りが、「'''さんさ踊り'''」だとされ、現在でも盛岡の夏の風物詩として受け継がれている。 さらに、三ツ石神社のある盛岡市名須川町はかつて「三ツ割村(みつわりむら)」の一部であり、「三ツ石」の伝承が地名成立に影響を与えてきたことが知られる。 ===「不来方」から「森ヶ岡」へ=== 不来方の改名は、三戸城下から進出した時の南部藩主がこの名を「心悪しき文字」と忌み嫌ったためと伝えられる。後に「森ヶ岡」次いで「盛岡」が城下町の名として用いられるまで、当地は「不来方」の名で呼ばれたと伝えられる。これは「永福寺」所在地の裏山が「森ヶ岡」と呼ばれたことに関わると見られる。 ===「森ヶ岡」から「盛岡」へ=== 永福寺の山号は、現在「宝珠盛岡山」である。「盛岡」は、江戸時代後期の元禄期、当時の[[南部藩]]主・[[南部重信]]公と、盛岡城の鬼門を鎮護する真言密教寺院、永福寺・第四十二世清珊法印との[[連歌]]によって生まれたと伝えられる。 *幾春も 華の惠の露やこれ 宝の珠の '''盛'''る'''岡'''山 城下町として「盛岡」の名が定着、後に藩名そのものも「南部」から「盛岡」へ改められる。 しかし、町名として「不来方」が残ることは無かった。 ===「盛岡県」から「岩手県」へ=== 明治3年(1870年)、版籍奉還により「[[盛岡県]]」が誕生するも、明治5年(1872年)に「岩手県」が誕生し、盛岡県はこれに伴って統合された。 明治22年(1889年)、市制施行により「盛岡市」が誕生する。 ==狭義としての「不来方」== 現在の盛岡市中心部は「岩手郡仁王郷不来方」に相当する。その名は南北朝期には既に古文書に記されており、「陸奥話紀」の記載では、[[清原武則]]の甥・[[橘頼為]]が領主となっていたのが「逆志方」。南部氏は[[蒲生氏郷]]らの勧めでこの地への築城を決めたという。 一般に、南部氏が築いた[[盛岡城]]の別名が「[[不来方城]]」と解されているが、厳密には両者は別の城である。 永享11年(1439年)に[[福士氏]]が城代として定着し、「不来方殿」と呼ばれたのが「不来方城」の始まりであり、「不来方城」を基礎に拡大して南部氏が築いたものが、後の「盛岡城」である。 現在の岩手医科大学附属病院の北辺(盛岡市本町通)には、'''不来方町'''の石碑が残っている。 ==広義としての「不来方」== 「不来方」は、「盛岡の雅称」として用いられることが多い。この場合、盛岡市中心部のみならず、盛岡地域全体を示す象徴的な言葉であることが多い。「[[岩手県立不来方高等学校]]」の開校によって、所在地である矢巾町附近に「不来方」を冠する施設が多いが、本来、矢巾地域を示す言葉ではない。 *不来方祭 国立大学法人[[岩手大学]]の大学祭の名称。 校地が盛岡市にあることから、盛岡の古名より命名される。 *[[不来方橋]] 盛岡市盛岡駅前通と盛岡市大沢川原を結ぶ橋。[[北上川]]に架かる。公募により命名。 *不来方賞 [[岩手県競馬組合|岩手競馬]]の[[サラブレッド系]]3歳馬で争われる[[重賞]][[競馬の競走|競走]]。詳しくは[[不来方賞]]の項を参照。 *[[岩手県立不来方高等学校]] 岩手県紫波郡矢巾町。岩手県が設置した初めての学系制普通科高等学校。人文・理数・外国語・芸術・体育の5学系が受験時に選択できる。 校名は、盛岡の古名に因む。校章は盛岡藩主・南部家の家紋「向かい鶴」をモチーフとしている。 *こずかた号 *こずかた日詩 *こずかたサービス {{デフォルトソート:こすかた}} [[Category:盛岡市の歴史]]
不来方
に戻る。
案内メニュー
個人用ツール
ログイン
名前空間
ページ
議論
変種
表示
閲覧
ソースを表示
履歴表示
その他
検索
案内
メインページ
コミュニティ・ポータル
最近の出来事
新しいページ
最近の更新
おまかせ表示
sandbox
commonsupload
ヘルプ
ヘルプ
井戸端
notice
bugreportspage
sitesupport
ウィキペディアに関するお問い合わせ
ツール
リンク元
関連ページの更新状況
特別ページ
ページ情報