クイーン・エリザベス2のソースを表示

{{Portal クルーズ}}

<div class="dablink noprint">[[ファイル:Disambig_gray.svg|25px|曖昧さ回避]] '''QE2'''は、この項目に転送されています。アメリカの量的金融緩和政策については「[[量的金融緩和政策]]」をご覧下さい。</div>

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|Ship image=[[ファイル:Osaka RMS Queen Elizabeth2 06bs.jpg|300px]] 
|Ship caption=<small>日本の[[大阪港]]に寄港した本船（[[2008年]]）</small>
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{{Infobox Ship Begin/sub1|船籍|[[アラブ首長国連邦]]}}
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{{Infobox Ship Begin/sub1|進水|[[1967年]][[9月20日]]}}
{{Infobox Ship Begin/sub1|命名|1967年9月20日}}
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{{Infobox Ship Characteristics
|Header caption=（[[2007年]]） 
|Ship tonnage=70,327[[トン]]
|Ship displacement=&nbsp;
|Ship length=293.5[[メートル|m]]
|Ship beam=32.03m
|Ship height=52.2m
|Ship draught=9.87m
|Ship propulsion=[[マン (企業)|MAN]]社製[[ターボチャージャー|ターボ]][[過給機]]搭載型9気筒[[ディーゼルエンジン|ディーゼル]][[発電機]]9基
|Ship power='''総発電電力：''' 95,625 [[キロワット|kW]]<br />'''推進器：'''推進[[電動機|モーター]]2基 合計出力 88,000kW（119,680[[馬力|PS]]） 5枚羽根[[プロペラ#船のプロペラ|スクリュー]] 2軸推進
|Ship speed='''最大：'''32.5[[ノット]]（約61km/h）<br />'''巡航：'''28.5ノット（約58[[キロメートル毎時|km/h]]）<br />ディーゼル発電機9基をローテーションで、7基発電、2基メンテナンスする。
|Ship crew=乗客1,778名/クルー1,016名
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{{Infobox Ship Begin/sub1|客室数|927室}}
{{Infobox Ship Footer}}
|}
'''クイーン・エリザベス2'''（クイーンエリザベス ツー、'''RMS Queen Elizabeth 2'''もしくは'''QE2'''）は、[[キュナード・ライン]]社が保有する[[クルーズ客船]]で、[[20世紀]]後半を代表する客船である。

== 概要 ==
名前は、[[イギリス]]の[[女王]]・[[エリザベス2世]]ではなく、先代の「[[クイーン・エリザベス (客船)|クイーン・エリザベス]]」の後継であることにちなむ。そのため、名称が（Two）であってII（The Second）ではないとする説が有力である。しかし、1967年9月29日のジョン・ブラウン造船所の進水式において、臨席したエリザベス女王は"I name this ship Queen Elizabeth the Second. May God bless her and all who sail in her."と宣言し、それがBBCにより放送された<ref>「QE2」船名考　　山田廸生　世界の艦船267号（1979/4）</ref>。
。船名の前に冠するRMSとは郵便物の輸送に用いられる船につけられるRoyal Mail Shipの略称であり、これを冠することは名誉なこととされる。

[[1969年]]に就航したが、[[1950年代]]後半の大西洋横断路線への[[ボーイング707]]や[[ダグラス・エアクラフト|ダグラス]][[DC-8]]などの大型ジェット旅客機の就航を受けて、「[[クイーン・メリー (客船)|クイーン・メリー]]」をはじめとする北大西洋定期横断航路の乗客が急激に減り、採算性が低下していたことを受けて、「クイーン・メリー」よりも小さいサイズで作られ、さらに[[パナマ運河]]の通過も考慮され32メートルと幅も細くされた。

しかし、本船の就役に先立ち[[1967年]]には先代の「クイーン・メリー」（81,237総t）が、[[1968年]]には先代の「クイーン・エリザベス」（83,673総t）が退役していたため、就役時の[[トン数#容積トン数|総トン数]]69,053tは[[フランス]]のジェネラル・トランスアトランティック社「フランス」（[[1962年]]就役、66,343総t）を抜いて世界最大の客船で、[[2004年]]に「[[クイーン・メリー2]]」が就役するまではキュナード・ライン社の[[フラグシップ機|フラグシップ]]であった。

主に北大西洋定期横断航路に使用されたが、[[1970年代]]に入って同航路が定期横断航路として衰退したことを受けてしばしば世界一周クルーズを行ない、[[日本]]にも[[1975年]][[3月5日]]に[[神戸港]]の[[神戸ポートターミナル|ポートターミナル]]Q2バースへの初入港以来、何度か寄航している。

[[1982年]]に勃発した[[フォークランド紛争]]時には[[イギリス海軍]]に徴用され、同海軍の輸送艦として使用された経験もある。その際にはイギリスを代表する客船ということもあり、[[アルゼンチン]]軍の攻撃によりもし撃沈された際には、国家の威信を傷つけ、イギリス軍の戦意喪失にもつながりかねないことから、あえて戦闘地域には近づかなかった。この際に内外装が大きく傷んだことから、その後改修を受けている<ref>紛争直後に日本に寄港した際は、通常見られる白+黒ではなく、白+灰色の若干の低視認性を図った塗装であった。</ref>。

[[1987年]]には動力をすべて[[蒸気タービン]]から[[ディーゼルエンジン|ディーゼル]][[電気推進 (船舶)|電気推進]]に換装する大改装を受けた。この際キャビンの増設工事も施工され、総トン数は7万tを超えた。

数少ない[[オーシャン・ライナー|遠洋航海の客船]]の生き残りで、パナマ運河を通過するため全幅32mと細長い船形であり、優美と表現されることもある。そのため、クルーズ船として使う場合は若干不便な面がある。度重なる改装によって船内が雑然としており、老朽化から来る不具合も散見される。遠洋航路時代の伝統から、サービスはモノクラスが基本なクルーズ船にあって、部屋の等級によって利用できる[[レストラン]]が違うのがサービス面の特徴で、そのため『[[ベルリッツ・クルーズガイド]]』では複数の[[格付け|レーティング]]を保持している。

[[2008年]]に客船としては退役し、[[アラブ首長国連邦]]の[[ドバイ]]で海上[[ホテル]]として使用されるために、「クイーン・メリー2」を従えた引退航海の後に、ドバイまで回航され係留された。しかし計画は予定通りには進まず、[[2012年]]には計画中止の上、売却解体の方針が報じられた。その後、[[2013年]]1月には、[[シンガポール]]の投資会社が現在の所有者からリースの上、アジア地域で海上ホテルとして活用する計画と報道されたが、新たな係留先などは未定である<ref>世界の艦船776号（2013/2）</ref>。

キュナード・ラインの親会社・[[カーニバル・コーポレーション|カーニバル]]は、[[2007年]][[10月10日]]の記者会見で、新たに建造するクルーズ客船に、次代の「[[クイーン・エリザベス (客船・3代)|クイーンエリザベス]]」と命名すると発表した。新「クイーン・エリザベス」は「クイーン・メリー2」の同級船ではなく、「[[クイーン・ヴィクトリア (客船)|クイーン・ヴィクトリア]]」の準姉妹船として建造され、[[2010年]]に就航した。

== 技術面 ==
[[Image:20-QE2 Re-engine.jpg|right|thumb|[[ブレーマーハーフェン]]造船所でエンジン換装中の''QE2'']]
[[Image:21-QE2 Re-engine.jpg|right|thumb|エンジン換装中に''QE2''<nowiki>'</nowiki>の原型のファンネルを外した]]
進水後、QE2は蒸気タービンと3機のFoster Wheeler E.S.D IIボイラーを搭載していたが、交換することになった。Brown-Pametrada社製のタービンは最大出力110,000馬力（通常出力は94,000hp） 2機6葉の固定ピッチスクリューを駆動していた。

蒸気パワープラントは24時間で600tの重油を消費する効率悪いものであった上、度々故障し船が漂流してしまうなど問題を抱えていた。さらにボイラーやタービンの修理用部品の入手も困難になりつつあった。就航後17年にして、キュナード社は新造するか効率の良いディーゼルに換装するかの選択を迫られた。設計から建造まで造船所で数年待たされる新造船の建造よりも、6ヶ月の期間で運航に復帰し、さらに20年間運航を延長できて安上がりな後者が選択された。

[[1986年]]から[[1987年]]にかけて、改修工事が実施された。古いパワープラントは撤去・解体され、ドイツMAN社のL58/64・9気筒中速ディーゼル機関9機に換装、[[砕氷船]]・[[しらせ]]と同じ推進方法であるディーゼル電気推進を搭載した。それぞれの発電機は10.5MW出力で10,000ボルトである。この発電プラントは変圧器を介してホテルサービスと2機の推進モーターを駆動する。これらのモーターは、44MW出力の同期式で、スクリュー・プロペラは直径9m、重量400tである。巡航速度は28.5kt（52.8km/h）で、7機のディーゼル発電機を使用する。新型の機関の最大出力は130,000hpで、以前の110,000hpより大幅に向上した。燃料消費は以前と同じIBF-380（'C'重油）を使用しつつ、35%節約することに成功した。ファンネルは9機のB&Wディーゼルエンジンの排気管を通すため、より幅広の物に交換された。

同様に固定ピッチスクリューは可変ピッチ式に交換された。古い蒸気タービンでは前進と停止だけだったが、新しい可変ピッチブレードによって同じ回転方向でも後進する事ができるため短距離で停船でき、操船性が大幅に向上した。

新しいスクリューにはグリムホイールが装備された。これはスクリューの後ろで空回りすることで渦流を推進力に換え、燃料消費率を2.5から3%向上する事を企図されていたが、試験運航後ドライドックに入渠した時に、羽根が破損している事が発見され、ホイールは外された<ref>{{Cite web|url=http://www.qe2.org.uk/engine.html|title=QE2 - Engine Room|language=英語|accessdate=2012-01-07}}</ref>。

== エピソード ==
[[画像:QE2colour.jpg|thumb|300px|フォークランド紛争時に軍の輸送船として徴用され塗装を変えられたクイーン・エリザベス2]]
本船は就役当初から世界有数の高速客船であった。就航当初の機関は[[重油]]燃焼缶3基・蒸気タービン2基で11万馬力の出力を発揮し、軸単位で言えば[[アメリカ海軍]]の通常推進型[[航空母艦|空母]]に匹敵する高性能であり、当初は機関故障に悩まされた。[[1974年]]4月には缶の故障で航海中に漂流する事態に陥り、他社のクルーズ客船の救援を受けた<ref>この救援におもむいたクルーズ客船「シー・ヴェンチャー」は後にプリンセス・クルージズに買収され「パシフィック・プリンセス」（[[カリブ海]]クルーズを爆発的に普及させた[[テレビドラマ]]『ラブ・ボート』の撮影舞台となった船）と改名された。</ref>。

フォークランド紛争時にイギリス海軍に徴用されたことは前記したが、その際の[[用船契約|傭船]]料は一日22万5千[[アメリカ合衆国ドル|ドル]]であった。収容した[[兵士]]の数は3,500名余りであった。[[フォークランド諸島]]への兵士の上陸は[[P&O]]社の「[[キャンベラ (客船)|キャンベラ]]」に一旦移乗させ同船からの上陸という形をとった。

蒸気タービン機関の航海速力28.5[[ノット]]時の一日の燃料消費は520tに及び、[[1973年]]の[[オイルショック]]以後は採算を取るのが困難となっていた。機関自体も老朽化も進み保守管理費用の増大も懸念されたことから、機関全体を換装させる大工事が決定された。工事は[[ドイツ]]のロイド・ヴェルフト社で施工され、期間は6か月を要し、費用は約1億[[スターリング・ポンド|ポンド]]に達した。機関換装後は28.5ノット航海時の燃料消費量が一日380tへと削減された。なお、この速度では搭載されたディーゼル発電機9基中7基の運転で十分であり、航海中でも常時2基以上の発電機を停止してメンテナンスを行っている。工事終了後の全力運転試験では33ノット以上の速力を発揮したといわれている。この大規模改装時に交換した[[青銅]]製[[プロペラ#船のプロペラ|スクリュー]]から[[ゴルフ#用具|ゴルフクラブ]]が製造され、限定販売された。

[[1973年]]5月には本船に対しての爆破予告と身代金35万ドルを要求する脅迫事件が発生し大西洋を航行中の本船にイギリス軍[[特殊部隊]]の隊員等が<ref>{{Cite book|和書|author=[[ダン・キャムセル]]著|others=[[村上和久]]訳|year=2001|month=11|title=SBS特殊部隊員　英海兵隊最強のコマンドー|publisher=並木書房|chapter=訳者あとがき|isbn=978-4-89063-142-1|ref=キャムセル2001}}</ref>洋上降下で乗り組んで捜索活動を行う事態となった。結局、爆破予告は虚言で身代金も奪われることはなく、後に[[連邦捜査局|FBI]]に逮捕された犯人は懲役20年に処せられている<ref>{{Cite book|和書|author=竹野弘之|authorlink=竹野弘之|year=2008|month=5|title=ドキュメント 豪華客船の悲劇|publisher=海文堂出版|isbn=978-4-303-63446-9|ref=竹野2008}}</ref>。

機関換装後の最初のクルーズではまたしても機関絡みのトラブルが発生したが、今回は故障ではなくディーゼル発電機の調整不良のため生じた[[煤煙]]によるものであった。乗客の衣服を汚しクリーニング代金の負担や乗船料金の一部返還などに至った。

[[2000年]][[7月4日]]、[[20世紀]]最後の[[アメリカ合衆国|アメリカ]][[アメリカ独立記念日|独立記念日]]を祝う洋上式典に参加するため[[ニューヨーク]]港に入港する際、係留されていた[[海上自衛隊]]の[[練習艦]]「[[かしま (練習艦)|かしま]]」に接触する事故を起こした。双方に大きな被害はなかったが、本船乗組員は謝罪のため「かしま」を訪れた。その際「かしま」[[船長#艦長|艦長]]の上田勝恵[[大佐#自衛隊|一等海佐]]（当時）は「幸い損傷も軽かったし、別段気にしておりません。それよりも女王陛下のキスを賜り光栄に思っております」とコメントを返した。このことは『[[タイムズ]]』や『イブニング・スタンダード』でも報道された。
=== 日本における反響 ===
QE2は日本の[[マスメディア|メディア]]では21世紀に入っても「世界最大の客船」と紹介されることが多かったが、実際に総トン数で世界最大だったのは就役時から1980年までで、同年客船「フランス」を改装したクルーズ客船「ノルウェー」（7万0202総トン）が再就役して世界最大客船の座を奪っている。その後QE2は1987年のエンジン換装と同時に施されたキャビン増設で一時的に世界最大の座に返り咲いたが、1988年にはロイヤル・カリビアン・クルーズラインの新造クルーズ客船「[[ソブリン・オブ・ザ・シーズ (客船)|ソブリン・オブ・ザ・シーズ]]」（7万3192総トン）が就役し、その後はクルーズ客船の際限のない巨大化に伴い順位を落としている。2007年時点での総トン数ランキングでは100位前後となっていた。

それにも関わらず、日本のメディアによるQE2の扱いは客船の中でも別格だった。日本では「現英国女王の名を冠した」という実際の命名経緯とは異なる認識があるためとも、昔日の「豪華客船」を彷彿とさせるイメージがあるためともいわれるが、いずれにしてもその突出した扱いに引きずられてクルーズ客船を一概に「豪華」客船と捉えるメディアの姿勢が日本における大衆クルーズの発展を阻害しているという船舶関係者からの指摘もある。

1989年には、[[横浜博覧会]]開催にあわせ、ホテルシップとして約2か月間[[横浜港]] [[大さん橋]]に停泊した。また同年、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系の[[演芸]]バラエティ番組『[[笑点]]』の「[[大喜利 (笑点)|大喜利]]」コーナーで、[[座布団]]10枚の豪華賞品に<!--として、本船を使って「クィーンエリザベス2の夕べ」--><!-- 笑点公式HPではこの標記です。 --><!--と題した「美女と-->本船のクルージングが採用された。<!--獲得したのは横浜出身・在住である大喜利メンバー時代の[[桂歌丸]]（現・司会）であったが、美女の正体が妻の冨士子<ref>「大喜利」では恐妻として登場し、歌丸の笑いの定番ネタである。</ref>という[[落ち|オチ]]があった<ref>ただし、放送では冨士子の後ろ姿のみ公開された。</ref>。--><!--脱線トリビア／「大喜利」の記事内容-->

現役最後の世界一周クルーズでは、2008年3月19日に日本で唯一の寄港地となった[[大阪港]] [[天保山ハーバービレッジ|天保山岸壁]]に入港した。<!--ゆえに本船を日本で見ることが可能な最後の機会であった。--><!--諄々蛇足-->

== ギャラリー ==
<gallery>
Image:QE2 Sydney1.jpg|シドニー港で
画像:qe2.750pix.jpg|イギリス、[[サウサンプトン]]の[[ドック]]で（[[1976年]]）
画像:RMS Queen Elizabeth 2 at Osaka,2008.JPG|[[大阪港]][[天保山ハーバービレッジ|天保山岸壁]]に接岸中の本船（[[2008年]][[3月19日]]）
画像:RMS QE2 at osaka,2008 stern.JPG|右舷船尾方向よりのぞむ（2008年3月19日）
画像:RMS QE2 Red Ensign.JPG|船尾部分。イギリス[[商船旗]]（[[レッド・エンサイン]]）を掲げている（2008年3月19日）
画像:RMS QE2 Hinomaru.JPG|[[船橋]]（ブリッジ）部分。[[マスト]]に[[日本の国旗|日の丸]]を掲げている（2008年3月19日）
画像:RMS QE2 No.13boat.JPG|右舷13番[[救命ボート]]（2008年3月19日）
</gallery>

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
<div class="references-small"><references /></div>

== 関連項目 ==
* [[フォークランド紛争]]

== 外部リンク ==
{{Commons&cat|Queen Elizabeth 2 (ship, 1969)|Queen Elizabeth 2 (ship, 1969)}}
* [http://www.cunard.co.uk/ourships/?ship=QE2 Cunard: The Most Famous Ocean Liners in the World]
* [http://www.cunard.co.uk/OnBoard/default.asp?OB=QE2 Official QE2 website]
* [http://www.qe2.org.uk QE2 Org website]
* [http://ships.galutschek.at/qe2/ Video Clips of QE2]
* [http://www.palmjumeirah.ae Official Palm Jumeirah Website]
* [http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/7684730.stm Video tour of QE2 interior] BBC News, 22 October 2008
* [http://www.chriscunard.com/qe2.htm Unofficial QE2 Website]
* [http://www.dailyecho.co.uk/heritage/deheritageqe2/ Archive of QE2 material]
* [http://www.roblightbody.com/liners/qe-2/1987_Refit/index.htm 1986 - 1987 re-engining refit]
* [http://www.bbc.co.uk/hampshire/history/local_history/qe2/index.shtml BBC coverage of QE2 Farewell]

{{キュナード・ラインの客船}}
{{Ship-stub}}
{{DEFAULTSORT:くいんえりさへすにこう}}
[[Category:イギリスのクルーズ客船]]
[[Category:キュナード・ラインの客船]]
[[Category:1969年竣工船]]